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2007年02月25日

冬の青森07

ここ数年、青森県はむつ市にこの時期に必ず行っている。
夜行を使うと22時20分富山発で次の日の11時にはむつに着く。

夜行二日間も運休
2月14日の寝台特急、日本海で青森へ向かうはずだったが、強風(春一番だったらしい)で運休となった。
ひとまず次の日に変更したのだが、15日になってみるとまだ風が強い。昼頃にJRのページを見たら運休となったようだ。14日と一緒で全夜行列車が運休となってしまった。

さらに次の日16日の夜行で出発となると、当初より2日遅れとなってしまう。
少なくとも16日中には着いていたかったので移動することにした(新潟以遠まで行けばなんとか着ける)。

昼過ぎにひとまず駅まで行ってみたら新潟方面の特急はすべて運休となっていた。
仕方なく15時の普通、直江津行きに乗った。
普通直江津行


移動一日目、新潟までが遠い
新潟県に入って、青海駅までは順調に進んだのだがそこから先、姫川の鉄橋で風速規制がかかってしまい、電車が止まってしまった(なぜか止まっている間に向かいの電車がやってきたが)。
その直前、持って行ったPDAがオールリセットの憂き目にあってしまって、止まっている電車の中でぼんやりしていると、このまま新潟までも着けないのではないかと悲観的な気持ちになってきた。

30分くらいたってやっと電車が動き出し、そこから先は順調に直江津まで進んだ(糸魚川から先はほとんどトンネルなので風速規制知らず)。30分遅れの17時半直江津に着いた。
直江津からは快速新潟行きがあるはずと駅に降り立つと新潟方面は普通も含め完全運休となっていた……。

運休となると、新潟まで行くには、北越急行・上越線まわりの2倍の4時間かかる遠回りなルートで行くしかない。
無事に4時間で着くという保証もないし新潟から先にも進みたかったのでそれは避けたかった。

後戻りすれば運賃は全額払い戻しなので、戻ることも考えながら駅から外に出た。
前に進めないような風の中、駅前でぼーっと立っていた。そうしたら偶然、"高速 新潟行き"と書かれた高速バスがやってきた。コレに乗ればJRと同じくらいの時間で新潟までは着けると走っていって飛び乗った。

バスは定刻に近い時間で走り続け高速に上がったが、50km制限となっていて、風をもろに受け始めた。雪となりかけていて視界も良くない。
ぐらっと傾むきかけたり、風にあおられ追い越し車線にはみ出しかけたり、風圧で窓が内側に凹んでかなり怖かった。
結局15分くらい遅れただけで20時過ぎに新潟駅に到着した。

改札まで行ってみると今度は新潟から先、白新線・羽越線も止まっていた。特急は早々に運休となっていて山形・酒田まで行く希望は断たれてしまった。時間も時間で富山にも戻れなくなってしまった。

新潟市内で泊まると高いなと改札前をうろうろしていたら、村上行きの快速の発車ベルが鳴った。
一か八か進んでしまえと飛び乗ったら直ぐにドアが閉まった。

風速規制で徐行運転でゆるゆる新発田あたりまで進んだ。村上駅前のホテルの空室を聞いたら満室とのこと、これは寝る場所も無くなるかもと、ちょうど停車中だった新発田で電車を飛び降りた。22時過ぎだった。
駅前に立つとビジネスホテルが目に入った。空いてればいいなと行ってみたらなんとか泊まることができた。


移動二日目、一日がかり
次の日は6時台の普通か9時前の特急に乗れば、夜までにはむつに着けるのだが、風の影響があると行けないので5時過ぎに始発で出発した。定刻通りだった。

途中村上で乗り換え、荒れる日本海を眺めながら酒田まで進んだ。
日本海、越後寒川駅にて

8時過ぎに酒田に着いたら次の秋田行きまで1時間半待ち…。駅前をうろうろするが何もない。なんとか喫茶店を見つけ、モーニングを食べる。結構な量で満足した。

9時半、定刻で酒田を出ると風は随分収まっていて順調に秋田へと。日本海を見ながら2時間ほどで、10分くらい遅れて秋田に到着。

昼ご飯を食べて、13時前の特急で青森へと向かう。
秋田・青森県境あたりでやっとまともな積雪を見る。県境あたりで50cmくらいだった。津軽平野で30cmくらい。

ほとんど単線で速度も出ず、のんびりと進む。
15時過ぎ、青森駅に着いた。乗ってきた車両は30年以上のおんぼろ3両編成だった。
[指定禁煙]+[自由喫煙]+[自由/グリーン 禁煙]という微妙なものだった。
特急かもしか、青森駅にて

そこからは快速しもきたで大湊へと向かう。野辺地まで快速なので結構な人が乗る。
だが、1両編成で乗車率100%以上だ。2両にしたらどうかといつも思う。
すっかり暗くなった18時、やっと大湊に到着。
Oominato station

富山の家を出て28時間、長い道のりだった。夜行の倍の時間がかかった…。

のんびり休暇
むつでは18時夕飯、22時には就寝の健康的な暮らしだった。
雪もほとんど無い。山にはあるが少ない。
Mt. Kamafuse

帰りは順調だった
五日間ほどのんびりしたあと、21日夕方に大湊を出る。例年より明らかに雪がない。
Oominato station

野辺地で乗り換え、定刻通りに青森駅に到着。同じホームだったのでのんびり待つ。
列車がホームに入ってくるのを眺める。
寝台特急、日本海 Limited Express "Nihonkai"

19時半過ぎ定刻通りに青森駅を出る。
弘前から乗ってきた向かいの人と話が合い、3時間ほど話してしまった。
どうやら僕のお気に入りの場所、飛騨神岡・山之村に親戚がいて時々来るとのこと。
マイナーな場所なのでかなりビックリした。

夜行を5時半に富山で下り、無事帰宅した。

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