船で青森
青森に行くときは一週間位行くときは車で行くが(14時間)、4,5日の時は夜行を使っている。
夜行なら夜出て昼に着くので(12時間程)時間が有効に使えて楽だ。
前回は悪天候のため、いろいろ乗り継いで1日以上かかったが、今回も違うルートを選んで時間をかけた。
富山から青森(むつ)に行く方法は、鉄道では(宿に泊まらないで)、
1.夜行列車 [22:20-翌10:50]
2.特急等乗継 [4:30-18:00]
3.新幹線乗継 [6:30-16:30]
がある。そのうち時間・お金の有効活用の点で考えるとどう考えると1の夜行を使うのが自然である。
空路だと羽田経由になってしまい、搭乗手続き・空港へのアクセスを考えると高いだけである。
鉄路でも空路でもない方法、「船」を使うことにした(一部鉄道等は使うが)。
以下のようなルートを通った。
(赤:バス、黄:船、青:鉄道)
夕方17:10、富山駅前から新潟行きのバスに乗った。
車内は6人ほど乗っていた。
予定時刻より20分位早く、新潟の万代に着く。そこで運転手に教えて貰った松浜行きのバスを待つ。
結構人が乗ったバスが来た。フェリー埠頭に行くか不安になり運転手に聞くがいまいち聞き取りづらい。
北海道かと聞かれたのでそうだと言ったら返事がない。降ろされないので良さそうだが。
走っていくと、一度北海道に行くときに通ったような丁字路を見た。
もうすぐかと思ったらボタンも押していないのにバスが止まる。どうやらここが最寄りのようだ。
降りたら先のほうに新日本海フェリーの看板が見える。薄暗い中を不安げに歩くと大きなフェリーが見えてきた。一安心だ。
この船は2万トン有り、国内フェリーでは最大らしい。
北海道との物流の動脈のためか沢山のトレーラーがある。
23時過ぎ、乗船する。そして、23時半出港。真夜中だからか汽笛は鳴らなかった。
外海に出たぐらいに風呂に入った。風呂の水面はほとんど揺れない。大きい船だけはある。
部屋に戻り、0時半過ぎに寝る。揺れはないのだが、エンジンの振動が結構ある。
5時前に目が覚める。片付けをし降りる準備をする。
秋田港に接岸直前。乗船口は飛行機のそれと似ている。3階の高さにある。
ほぼ定刻通りの6時前に下船する。
この船はこの後、苫小牧まで行くが、10人くらい降りる人がいた。
新潟からの帰省?ぽい軽装の背広の人もいる。
寝ている間に移動でき、結構リーズナブルなので本州-本州でもある程度の需要がある?
雨の中、30分ほど歩いて土崎駅まできた。
ここからは青森・蟹田までJRだ。大館行きの普通列車に乗る。
何とか座れた。通勤・通学時間帯でそれなりの人。
大館で下車すると、1時間以上次の普通列車が無い。
仕方なく、立席特急券で寝台列車に乗る。
10時頃、青森駅に到着。
いつもの「日本海」は大阪発だが、この「あけぼの」は上野発なので冬に乗れば「上野発の夜行列車下りたときから」となる。。
青森からは津軽線で蟹田まで。ローカル線なのだが、本線と同じ電車で何も旅情がない。
海峡線は普通列車がなくなったので、その無い区間は特急に特急券無しで乗れるので結構乗り換える人がいた(奥の方)。
蟹田港まで30分ほど歩く。蟹田港の展望台に登る。
これから乗るフェリーと下北半島が見える。
雨の中、出港。乗っていたのは僕と夫婦1組(車にて)のみ。
定刻通り、脇野沢に到着。折り返し蟹田行きには乗用車4台、観光バス3台が乗り、結構満載。
観光ルート的には使う可能性はある気はするが。
脇野沢からは(むつ市)田名部行きのJRバスに乗る。
海岸線を走り結構気持ちがいい(晴れていればもっといいのだが)。
長い道のりだった・・。